(上場企業)株式会社カクヤスグループ
【運用開始】未病/予防まで含めて、本当の「一元管理」がしたい
従業員が自ら健康を考える環境を作りたかった
大正10(1921)年創業のカクヤスグループは、出発点でもあるお酒の販売を中心に、人々の生活を支える物販のインフラとして地域にとけこんでいます。創業時からのサービスの心は「お客様のご要望に『なんでも』応えたい」という意気込みや覚悟となり、地域で一番頼れる存在・便利な存在となることを目指し、サステナブルな事業所経営を展開しています。
この運営を支えているのが、たくさんの従業員たちです。正社員だけでも1,700名近く、アルバイトやパート勤務も含めると4,500名を超えます。膨大な数の従業員たちがカクヤスのメンバーとなって事業所に通い、毎日の仕入れ、棚出し、加工、販売、配送など、さまざまな形で関わりあいながら、カクヤスの目指す「なんでも酒や」を体現してくれています。
健康経営のシステム導入を考えた最大の理由は、従業員が健康・安全で末永く、いきいきと働ける職場づくりを行いたかったというのがあります。
従業員は雇用形態も勤務時間もばらばらで、年齢・性別・習慣などの特質もみな違うことから、これまでの管理方法だと従業員一人ひとりの状態にあった健康サポートは難しいと痛感していました。
導入の決め手は機能とサポート
健康関係のデータを本社で一元管理すると効率化を図ることができ、事業所ごとにばらつきのあった健診結果やその後のフォロー管理も進むはず。しかしそれ以上に、単なる一律的な管理ではなく、どの従業員もそれぞれの働き方や体の特性に応じた健康管理が自力でできるような仕組みにしたい。これが、システム導入にあたって一番こだわったところでした。
一方で、そのような個別最適化も可能な一元管理ができるシステムを導入するとなると、ずいぶん複雑なものになり、運営が大変になるのではないか。また、本社と各事業所を結び、さらに従業員一人ひとりの登録をしていく必要があり、時間的にも人員的にもかなり大きな負荷がかかるのではないかと、ばくぜんとした不安がありました。
そこで、まずWEB上での情報収集からはじめ、展示会などで実際のシステムを触ったり説明を聞いたりして確かめていきました。
実際に営業の方と話していると、そのシステムの機能や効果などの説明だけでなく、現在の健康管理が社会的にどのような評価がなされているかとか、注目すべき指標とか、従業員をその気にさせて健康維持につなげていくコツとか、健康管理の最新情報や経営ノウハウも一緒に教えてもらえます。
メールで資料を送ってもらって自力で読み取るにしても、そもそも何を重要視すればよいのかもわからないわけですから、機能の意味も効果もイメージできません。心細く感じていた悩みごとが少しずつ解消されていったのは、とてもありがたかったです。
WellGoのシステムは、クラウド上での一元管理のため、いつでも・どこからでもシンプルな操作で運用できそうなところと、アプリを入れて睡眠・運動・食事など個人の好きな範囲で管理しつつ、キャンペーンなどでテコ入れもできるため、従業員が自発的に健康管理を続ける環境となってくれそうなところが魅力的でした。
さらに、体感ですが他社より3倍くらい手厚い連絡で、健康管理に関する情報を惜しみなく提供してくれたところが、カクヤスグループの従業員たちを預けてみようと、背中を押したポイントになりました。
▼WellGoはオールインワンの健康管理システム
導入時に覚悟したアカウント登録も無事クリア
導入にあたっては、やはり、従業員のアカウントをきちんと登録できるかどうかが一番の懸念事項でした。いくら自発的に動ける高機能なシステムを導入しても、従業員が使ってくれなければ意味がありませんから。また、さまざまな雇用形態でシフトを組んでいる小型店舗では、アプリ操作などに不慣れな従業員もたくさんいます。
この点では、とてもわかりやすい資料をつくってもらえて助かりました。
システム導入にあたって一斉に配信した登録案内もスムーズにすすみ、直後に予定していたストレスチェックにおいても、難しい操作もなかったからでしょうか、アカウント作成した社員の99%が受検してくれ、無事乗り切ることができました。
そのほかにも、運営当初はなにかとわからないことが出てくるのですが、その都度ていねいにサポートしてもらえています。
楽しく使いこなしつつ、ホワイト500も目指したい
いまは導入してから期間が浅いため、無事に多くの従業員が登録して使ってくれているところに満足しています。これからはこのアプリを習慣化させて、ポイント活用やランキング、ゲーム的なイベントなどを使いこなしていけたらと思っています。データの活用も従業員への自発的健康活動の促しもこれから本格的にアイデアを出していきたいところです。
WellGoはとにかくオールインワンなので、なんでもできるんだろうとは思うものの、初めて目にしたときは、使いこなすまでには時間がかかるかもしれないと感じました。
機能が多すぎるという意見もあり、今本当に必要な管理ツールかどうか迷うこともありました。
しかし、従業員がこのアプリを楽しみながら使い始めると、目に見えて変化が訪れました。まるで遊びのようにアプリを触りながら、彼らは健康に関して楽しく会話しているのです。
このシステムの「多機能」が、まさに夢を広げる原動力であることに、今は確信しています。
焦らないで少しずつ、サポートを受けながら試し、カクヤスらしい使い方ができるようにしていきたいと考えています。
そして、対外的にも「カクヤスの健康経営」と胸を張ってお伝えできるよう、健康経営度調査票に対応した健康経営をしっかりと行って「ホワイト500」を目指せる状態にしていけたらと思っています。
※ページ上の内容は2024年2月時点の情報です。