企業情報

代表取締役 Co-Founder　原田 大資

私たちの世界は、予測不可能な速さで変化しています。技術の進歩、社会の変容、そして新たな価値観の出現に伴い、私たちは常に時代の一歩先を行くよう努めてきました。創業前、金融システムでAIによる機関投資家向け自動（アルゴリズム）取引の導入にアジア初の成功を収めたのも、みなさまの温かい支援により新しい領域へ「チャレンジ」する機会を与えていただいたからでした。

そして、私たちは金融から健康の領域へとさらなる一歩を踏み出しました。金融システムが有形資産で経済を支えるように、健康管理システムは人の幸せという無形資産で社会を支えます。

現在の日本社会は、他国に先駆け少子高齢化が進み、労働生産人口が激減していきます。生産性の維持増進が国力強化の鍵です。そのためには、一人ひとりの健康という資産の維持・増進が必要です。

また、私たちの人生は、お金や不動産だけでなく、家族の愛や友人の支援、新しい学び、そして健康のような無形資産によっても豊かになります。これらは目に見えないものですが、私たちのウェルビーイングと生活の質に大きな価値をもたらします。特に、人生100年時代において、人々が長生きし長く働くことが普通になる中、健康を含む無形資産の重要性は一層高まっています。

私たちはこうした世界の潮流を見極めつつ、つねに現場の「手触り感」を大切にしてきました。組織を構成するのは人です。一人ひとりに立場があり思いがある、この基本こそが真に役立つシステムの提供につながるとの信念でここまで参りました。創業前、健康経営銘柄に認定された日本を代表する企業で、健康経営担当や健保の保健事業担当として従事してきた経験も大きな力となっています。この経験を生かして、お客様に寄り添うサービスを提供し、社会に対して貢献し続けることをお約束します。

改めて、私たちWellGoはBtoB向けヘルスケアSaaS企業として、従業員やそのご家族の健康、安全衛生、衛生管理、産業保健、健保の保健事業の未来を切り拓くことを使命に、それら業務の事務作業の効率化そして新たな企業価値を生み出すDXを支援しております。

予測できない未来だからこそ、新しい価値を創造し豊かな社会を実現する可能性に満ちています。私たちWellGoと共に、健康とウェルビーイングの未来社会を創るチャレンジそしてチャンスをつかんでいただけるならば、望外の喜びです。

原田 大資
代表取締役 Co-Founder。金融系ベンチャーやSIerを経て、2007年野村證券株式会社に入社。機関投資家向けアルゴリズム取引システムの企画・運用担当として、2016年 アジア初のAIを活用したアルゴリズム取引の本番導入を実現。NHKスペシャル、クローズアップ現代などのメディアにも出演。 2017年以降、人事部も兼務し、野村HDグループ・野村総合研究所が主催のビジネスコンテストへの参加・入賞。健康経営推進およびコラボヘルス担当として、健康経営プラットフォーム開発に注力。2019年 野村證券を退社後、野村ホールディングス社内ベンチャー1期生として、株式会社WellGo創業。

代表取締役 Co-Founder　楠本 拓矢

WellGoの創業にあたり、プラットフォーム構想を練るために初めて健康保険組合を訪れて取り扱われているデータに触れたときの衝撃は、今でも鮮明に蘇ってきます。

そこにあったのは、まさに人生そのものでした。入社から退職そして晩年の様子までがデータを通じて感じ取れたのです。健康保険の情報は従業員の人生の縮図といえるほど生き方を如実に反映しており、健康な人とそうでない人の幸福度の違いまでもが手に取るようにわかりました。

このとき私は、WellGoの目指す方向に間違いがないと確信したのです。健康データは、単なる産業保健や健康保険組合の業務効率化のためのものではなく、従業員が自ら健康になろうとする行動をサポートする道標となり、人生そのものを豊かに導く手段となる。ここに大きな可能性を感じました。

私たちが培ってきたテクノロジーの力を駆使し、全国の就業者全体の健康度を向上させることにより、就業者の生き方を満たされたものとし、さらには日本全体を豊かにしていけるはず。私は、健康データで未来社会へ変革をもたらすことがWellGoに与えられた使命なのだと、心に深く刻みました。

そして、ここから地道な戦いが始まりました。いくら高度な技術でプラットフォームを用意しても安心して使っていただかなければ意味がありません。保存される情報はプライバシーに踏み込んだ健康状態の多くを反映します。流出の可能性のない堅牢なITセキュリティを最重要視して慎重に開発を進める必要がありました。

そうでなくとも個人情報の取り扱いが重要視される時代です。誰もが安心できる安全な仕組みはどうしたら作ることができるのかを徹底的に考え抜いて作り上げた仕組みが、現在のWellGoの技術基盤になっています。 

創業時のプラットフォーム構想から生まれたこの思いはWellGoの理念となりました。今も、さまざまな開発の中に形を変え展開しています。そして、たくさんの利用者の皆様からのフィードバックにより改善を重ね、多くの大企業様から「どこよりも安心してデータを託せるヘルスケアクラウドサービス」と認めていただけるまでに成長しました。

ユーザーの方々から感謝の声を頂戴するたび、私たちの目指す方向は間違っていないと実感しています。WellGoはこれからも、日本の就業者の皆様の健康と豊かな社会生活を支える基盤として全力で進化を続けてまいります。今後とも益々のご支援とご愛好を賜りますようお願い申し上げます。

楠本 拓矢
代表取締役 Co-Founder。日本アイ・ビー・エム株式会社を経て、2006年野村證券株式会社に入社、金融工学研究センターにてマーケット・マイクロストラクチャーに携わる。2009年よりアルゴリズム取引システムの設計・開発、データ分析、AIの設計・開発に従事。2017年 野村ホールディングス社内ベンチャー入賞後、WellGoの前身となるビジネスモデルや仮名化された情報を基にした高レベルのセキュリティ水準を実現する仕組み（特許技術）を考案、システムの設計・開発を開始。2019年 野村證券を退職し、株式会社WellGo創業。

予防医学研究者　石川 善樹

WellGoとプランニングしているのは、少し未来の資産形成です。

人生100年という長い時間を、人がよりよく生きる（Well-being）ためには、お金だけではなく、

健康や人との繋がりやといった新しい資産形成が必要です。

WellGoがもつテクノロジーと私が研究している予防医学や行動科学を駆使して

新しい資産形成作りをサポートしていければと思います。

石川 善樹
【経歴】
1981年、広島県生まれ。東京大学医学部健康科学科卒業、ハーバード大学公衆衛生大学院修了後、自治医科大学で博士(医学)取得。公益財団法人Wellbeing for Planet Earth代表理事。
「人がよく生きる(Good Life)とは何か」をテーマとして、企業や大学と学際的研究を行う。
専門分野は、予防医学、行動科学、計算創造学、概念工学など。

【近著】
『フルライフ今日の仕事と10年先の目標と100年の人生をつなぐ時間戦略』（NewsPicksパブリッシング）
『考え続ける力』(ちくま新書)
『継続とは「小さな問い」を立てることDIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー論文』(ダイヤモンド社)　など。